地域に根ざし、地域で育まれた
豆腐文化の粋
日本の伝統食品「おとうふ」というと、思い浮かぶのが木綿と絹に代表されるベーシックなおとうふに、油揚げ、厚揚げ。いずれもお馴染みのおとうふですが、地域ごとにそれぞれ独自の豆腐文化があることをご存じですか。
日本全国で日常的に食べられている「おとうふ」ですが、実は地域ごとに独自の豆腐文化があり、それぞれ特徴のあるおとうふがつくられているのです。
たとえば、京都の木綿とうふと関東の木綿とうふでは、やわらかさや食感、味わいなどが異なります。やわらかく、なめらかな口あたりとまろやかな味わいが特徴の京とうふに対して、しっかりとした食感と大豆の甘みが特徴的な関東のおとうふ、といった感じに同じ木綿とうふでも全く味わいが異なるものになっているのです。
また、各地の山間部では五箇山とうふや岩とうふ、五木とうふなど、非常に堅くずっしりしたおとうふがつくられています。油揚げも宮城の三角揚げや新潟の栃尾揚げ、愛媛の松山揚げなど、その地域独自のものがつくられており、「ご当地とうふ・ご当地揚げ」として愛されています。
日本各地に広がる地域に根ざした豆腐文化は、その土地土地の風土によって育まれ、その土地ならではの食の魅力を伝えています。そうした地域の特色あるおとうふは、伝統的な豆腐文化の中でも、日本各地で磨かれてきた豆腐文化の粋(すい)であり、未来へと守り継いでいくべきものと相模屋は考えています。
相模屋の「地豆腐」たち
日本各地の特色あるおとうふ。その地域ならではのご当地のおとうふの中でも、独自の技や製法でつくりあげているおとうふを、相模屋では「地豆腐」と呼んでいます。同じ酒米を使っても、独自の技や製法によってそれぞれ特色あるものにつくりあげられる日本酒のように、おとうふも独自の技や製法でつくりあげられた特色あるものがあります。そのような地域の特色あるおとうふを、地酒のように「地豆腐」として魅力を伝えようと相模屋は取り組んでいます。
相模屋グループには、現在、様々な地域で独自の豆腐文化を守り、地豆腐をつくり続けている仲間がいます。地豆腐の魅力を余すところなく伝え、その土地土地の豆腐文化を未来へと守り継いでいくため、技と製法を磨き続けて「おいしさ」をお届けしてまいります。
「地豆腐」の楽しみ方
伝統の味わいを美味しく楽しむ
「日本酒」との組み合わせ
その土地土地で育まれた特色ある美味しさが魅力の地豆腐。それぞれ異なる美味しさだから、ひとつひとつに合った食べ方・楽しみ方があります。その一つが「日本酒」との組み合わせ。地豆腐同様、日本各地で多様な味わい・風味のものがつくられている日本酒だからこそ、お互いの味わいにぴったりの組み合わせを楽しむことが出来ます。
それぞれの土地で育まれた伝統の味わいを、さらに美味しく引き立てる組み合わせをぜひお楽しみください。
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千葉堅とうふ お刺身
コクのあるタイプを
お燗酒で! -
千葉堅とうふ おでん
しっかり
旨みのあるタイプを
温燗で! -
岐阜からしとうふ 冷奴
スッキリ辛口タイプを
冷やで! -
京都京とうふ 冷奴
スッキリ軽快な
タイプと! -
千葉堅とうふ 田楽
しっかりした旨みと
コクのあるタイプを
温燗で! -
埼玉三之助とうふ 湯とうふ
優しい旨みのお酒を
お燗酒で! -
大阪元祖 丸福の絹厚揚げ 焼物
スッキリながら
コクのあるタイプと! -
大阪元祖 丸福の絹厚揚げ 煮物
ふくよかな味わいの
純米系と! -
埼玉たまねぎがんも 煮物
濃厚でコクのある
純米タイプをお燗酒で! -
埼玉三之助とうふ 冷奴
スッキリとして
上品な味わいのお酒と! -
兵庫田舎もめん 冷奴
旨みやコクのある
タイプで! -
京都京あげ 煮物
キリッとした
口当たりにフルーティで
甘みの強いお酒と! -
京都京がんも 煮物
スッキリとした
軽快なタイプの
純米酒と!